六所の自然・キャンプスタッフ

ROKUSHO NATURE

六所の自然

六所の自然と歴史

①総合野外センターは六所山と 炮烙山という二つの名山の麓に 位置します。
②六所山は、古くから質のよい木の 産地だったことから、吉木山と呼ばれていました。 神様の山として神奉の対象とされ、 6柱の祭神が奉げられていたことから 「六所山」と称されるようになりました。
③野外センターでは、自然の中で四季折々の風景を 楽しむことができます。

SPRING
春

4月〜6月

天下峯
天下峯

天下峯(フリークライミング)

 野外センターから少し離れた場所に、天下峯(てんがみね)とよばれている場所があります。昔、徳川家の祖先松平親氏が、この山頂で天下泰平を祈願したとの言い伝えがあります。
 現在ではこのように大きな岩を利用して、クライマーの格好の練習場となっており、この絶壁を全身の筋肉を使い、一歩また一歩と慎重に登ってゆく光景も見受けられます。一般の方には、岩場の山頂へ登ることが出来る階段もあり、山頂から眺める西三河や濃尾平野は絶景です。

松平東照宮

 松平太郎左衛門家九代尚栄が、関ヶ原の合戦後に建てられたそうです。初めは松平郷の産士神(氏神)でしたが、その後1619年に家康を祀ったと言われ、1965年に親氏を合祀したそうです。
なお松平東照宮では、毎年2月に「天下祭」が開催され、裸男達の激しくぶつかり合う勇壮な祭りが見られます。

松平東照宮

高月院

 1367年、足助次郎重政が建立しました。初めは「寂静寺(じゃくじょうじ)」と呼ばれていました。1377年に親氏が本尊阿弥陀仏などを寄進してから、「高月院」という名に改めました。また、山門や本堂は、1641年に三代将軍徳川家光によって建てられたものだといわれています。

高月院山門
高月院山門
参道から見た春の山並
参道から見た春の山並
SUMMER
夏

7月〜9月

キキョウ(キキョウ科:桔梗)

キキョウ(キキョウ科:桔梗)

●分布:北海道・本州・四国・九州
 ススキの草原の中に、ぽつんポツンと生えていることが多い野草です。
 キキョウの花は、雄しべが熟しているとき、雌しべはまだ未熟で、雄しべが花粉を出し終わると、今度は雌しべの柱頭が熟して五つに分かれ、ほかの花の花粉を受け入れるそうです。このような花は「雄しべ先熟花」と呼ばれるそうです。

オミナエシ(オミナエシ科:女郎花)

オミナエシ(オミナエシ科:女郎花)

●分布:日本全土
 カヤ原の中から細く伸びた姿を見て、「女郎花」と名付けられた野草です。もう一つオトコエシ「男郎花」という花もありますが、中国では、この両方を「敗醤:はいしょう」と呼ぶそうです。この根っこは「敗醤根」と呼ばれて、炎症を防ぐ漢方薬として古くから使われてきたものだそうです。

クロスズメバチの巣(スズメバチ科:黒雀蜂)

クロスズメバチの巣
(スズメバチ科:黒雀蜂)

●分布:奄美大島以北
●体長:12〜16ミリ
 他のスズメバチ科と比べると体は小さいです。攻撃性はあまり強くはありません。
 これはそのハチの巣ですが、作った場所が、子ども達の宿泊テントの中です。地方によってはハチの巣を大きく育て、中の幼虫を食べたりする習慣があります。

オオスズメバチ(スズメバチ科:大雀蜂)

オオスズメバチ(スズメバチ科:大雀蜂)

●分布:日本全土
●体長:25〜40ミリ
 ご存じだとは思いますが、日本に生息するハチの中で最も攻撃性が強く、そして強力な毒を持っています。また、外敵に対して「お尻の毒針攻撃」だけでなく、大顎(おおあご)で噛みついて攻撃対象の皮膚や肉をえぐり取ってしまいます。
 この写真はクヌギの樹液を吸っているところです。

ニイニイゼミ(半翅目:セミ科)

ニイニイゼミ(半翅目:セミ科)

●分布:北海道〜沖縄
●大きさ:20〜24ミリ
 ほぼ日本全土に生息するセミです。他のセミと比べると体形が比較的丸っこく、横幅が広くなっています。また、複眼の横に平べったい突起があります。
 他のセミは産卵してから孵化(ふか)するまでに、1年近くかかる種類が多いそうですが、ニイニイゼミの卵はその年の秋に孵化するそうです。

アキアカネ(トンボ科:秋茜蜻蛉)

アキアカネ(トンボ科:秋茜蜻蛉)

●分布:九州以北
●体長:約40ミリ
 夏から秋にかけての人里で、多く見られる日本の特産種です。同様に「ナツアカネ」もいますが、活動時期そのものは両種にあまり差はありません。
 このトンボは成熟してくると、橙色から鮮やかな赤色に変化してきます。

AUTUMN
秋

10月〜12月

リンドウ

リンドウ

●分布:本州・四国・九州
 花期:9〜11月頃
 山や丘の草原で見ることができます。草丈は30〜80㎝ほどになります。
 この花の根を乾燥させたものを漢方薬として利用するのだそうですが、とても苦いらしいです。

ヤマジノホトトギス

ヤマジノホトトギス

●分布:北海道・本州・四国・九州
 花期:8〜10月頃
 林の縁や中で見かけることができます。日陰に多く生え、ひっそりと咲いています。同種に「ヤマホトトギス」もありますが、こちらは雄しべの根元に、紫色の斑点がたくさんある方の種類になります。

WINTER
冬

1月〜3月

真冬の植物

 1月、降った雪が溶けたり凍ったりを繰り返しながら作り上げました。見事に葉や枝の表面を凍らせています。一滴ずつ落ちてくる水滴が何日もかけて作った、冬の自然の芸術作品です。

真冬の植物
真冬の植物

何だろう?

何だろう?

 雪が降りやんだ翌日の朝、何かの足跡が残っていました。何の足跡でしょうか?みなさんも調べてみてください。ちなみに進行方向は写真左下から右上に進んでいます。(矢印方向)

春:啓蟄(活動し始めた虫たち)

アリ(蟻)

アリ(蟻)

 虫の中で最も身近に観察できるアリ。実は分類学上、スズメバチ上科に属する昆虫です。日本にいるアリの多くは針を持っていませんが、熱帯に住むものは多くの場合、針を持っているそうです。
 さらに針だけでなく毒液を出し、直接相手にかけ攻撃するものもいるそうです。社会性があり、集団で行動する統率のとれた昆虫です。
 人間からしてみれば小さな昆虫ですが、他の虫からして見れば、集団で襲いかかってくる非常に怖い存在です。

ハエトリグモ科ハエトリグモ科

ハエトリグモ科

 多くの種類がいる比較的小型のクモです。これらは獲物を捕獲する為の「蜘蛛の巣」を張らず、歩きながらエサを探す徘徊性のクモです。脚は短いですが、走ると速く、ジャンプも得意です。正面から見ると4つの目が並んでいますが、視力が大変良いらしく、モノの形も分かるらしいです。
 どこかでもしハエトリグモを見かける機会があったら、ぜひ一度、後ろからそっと眺めて見てください。このクモは自慢の目で対象物を捉えるので、体をひねって振り返る仕草を見ることができます。  昔から人家に住むものが多く、過去にはハエトリグモ同士ケンカをさせたり、「座敷鷹」と呼び、ハエなどの獲物を狩らせ競い合う遊び等があったそうです。このように人とのとなじみが深い昆虫です。

CAMPING STAFF

キャンプスタッフ

私たちが、活動のお手伝いをしています!

キャンプスタッフ

キャンプスタッフのつぶやき

「野外炊事が初めてで、どうやってご飯を炊けばいいのかしら?」
「子ども会のみんなが楽しく活動するには、どうしたら良いのだろう?」等の心配や不安が先に来ていませんか?
 そんな悩みは必要ありません!野外センターで活動するキャンプスタッフがしっかりお手伝いします。火の起こし方、飯ごうを使ってのご飯の炊き方。そして、キャンプファイヤーでの楽しいゲーム等々。野外活動が大好きなキャンプスタッフにお任せあれ!一緒に楽しみましょう!!

日々、活動に備えての研修を頑張っています!

 楽しいのは当たり前。でも楽しく活動してもらうには、野外センターでの研修会や、インストラクター養成講習会での初級資格取得など、活動についての安全や、技術・知識の向上も怠りません。

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