豊田市文化振興財団「要覧」
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文化部青少年部総務部概 要534 分野別にみる事業の考え方と方向性(1)文化・芸術の振興 文化振興財団はこれまで、音楽、演劇、舞踊、美術、文芸など、幅広い分野で文化芸術事業を展開してきました。プロフェッショナルによる質の高い公演や展示と、市民が主体となる創作活動の双方を大切にし、文化に触れる入口を様々に用意してきたことが特徴です。これらの事業は、単なる鑑賞機会の提供にとどまらず、市民が文化を身近に感じ、自ら関わるきっかけをつくってきました。今後は、こうした取り組みをさらに発展させ、文化芸術の場が自然な交流の場となるよう工夫を重ねていきます。さらに、外国にルーツを持つ市民が自国の文化を紹介したり、日本の文化活動に参加したりする機会を広げることで、文化活動そのものが相互理解の場となることを目指します。また、地域に受け継がれてきた伝統文化についても、守り伝えるだけでなく、現代の多様な価値観と結びつけながら、次の世代へとつなげていきます。(2)青少年の健全な育成 子どもや若者にとって、文化や芸術に触れる体験は、自分自身を表現し、他者と関わる力を育てる重要な機会です。文化振興財団はこれまで、ワークショップや体験事業、地域と連携した取り組みを通じて、青少年の成長を支えてきました。合併後は、こうした事業に国際的・多文化的な視点をより積極的に取り入れていきます。異なる文化的背景を持つ子どもたちが共に活動し、互いの違いを自然に受け止める経験は、将来の社会を生きる上で大きな財産となります。また、外国にルーツを持つ子どもたちが、自らの文化を誇りとして持ちながら地域に根づいていけるよう、文化活動が心の拠り所になるよう取り組みます。(3)生涯学習の推進 生涯学習は、市民が年齢や立場を問わず学び続け、自らの知識や経験を地域で活かしていくための基礎です。文化振興財団は、主に交流館における講座や学習機会の提供を通じて、市民の主体的な学びを支えてきました。今後は、多文化理解や国際交流に関する学びを含め、学習内容の幅を広げるとともに、市民同士が教え合い、学び合う場を大切にし、学びが交流につながり、交流が新たな文化活動へと発展していく循環を意識した事業展開を進めます。(4)国際交流・多文化共生 国際交流協会はこれまで、外国人市民の生活支援、日本語学習支援、交流イベントなどを通じて、地域で安心して暮らすための生活基盤づくりに取り組んできました。これらの事業は、支援であると同時に、地域に新たな文化的視点をもたらす役割を果たしてきました。合併後は、ひとつの組織であることの強みをいかし、国際交流事業を文化振興財団全体の文化事業と一体的に展開します。外国人市民が文化活動の「参加者」にとどまらず、「担い手」として関われるよう、事業の設計段階から多様な視点を取り入れていきます。

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