豊田市文化振興財団「要覧」
4/56

2青少年の健全な育成の推進文化及び芸術の振興 「第3次公益経営戦略ビジョン」の重点取組施策である「文化芸術に触れる機会の提供」、「次代を担う子どもたちの豊かな感性の育成」及び「市民の文化活動や交流の推進と地域創生」の実現を市民や文化団体等と連携して目指します。 文化事業課では、「農村舞台アートプロジェクト2024」ライブ公演を開催し、地域資源である農村舞台の可能性を引き出すとともに地域の活性化を図ります。また、「毎日書道展第75回記念毎日現代書巡回展」は、市内外からの来訪者が全国規模の展覧会に触れる機会となり、豊田市の魅力発信につなげます。 市民文化会館は、大型集客施設の特性を活かしたエンターテイメント性の高い事業、市民アート展など文化芸術と市民をつなぐ事業を開催し、博物館のオープンに伴い整備される文化ゾーンの拠点施設の一角として多くの来場者を迎え入れ、豊田市民の憩いの場として地域に愛される施設を目指します。 コンサートホール・能楽堂は、大規模改修工事に伴う長期休館の前年として、国内外の一流の芸術家による公演や親しみやすい公演のバランスを意識しつつ、例年以上に華やかで充実した企画内容で実施することにより、お客様をリニューアルオープンへの期待につなげます。 「第3次公益経営戦略ビジョン」の重点取組施策である「育成段階に応じた事業展開」、「多様な主体との共働の推進」及び「活躍機会の提供」を推進し、青少年の健全育成に取り組みます。 また、SDGsの目標達成に向けて豊田市と連携した活動に取り組みます。 更に、新型コロナウイルス感染症の5類変更後も、これまでの経験や実績を生かして、感染拡大防止に柔軟に対応し、安全安心な施設運営と慎重な事業展開を図ります。 青少年センターでは、事業再構築3年目にあたり、「若者の社会参加の促進」、「若者の自立支援」、「居場所づくり」及び「情報発信」を4本柱として推進し、事業を発展的につなげるための総括の年とし、事業成果の更なる上積みを図り、意欲ある若者を育てます。また、令和5年度に改修した1階サロンを、若者の活動・発表の場として積極的に活用します。 総合野外センターでは、豊田市子ども条例で子どもが豊かに育つ権利として自然に親しむことが保障されていることを特に意識して、自然環境の中での野外活動を通し、体験、学び、気づきの機会と場を提供して、青少年の健全な育成と指導者の技量向上支援に努めます。そのために山遊び初心者から冒険少年まで、それぞれの“わくわく”を満たす事業を実施します。 産業文化センター(とよた科学体験館)では、誰もが新しい発見と驚きに出会い、科学を身近に感じ楽しめるよう、「科学を文化として楽しもうプロジェクト」事業を推進します。また、今後の大規模改修工事について、市と連携を密にして、市民や関係者にとってよりよい施設運営につながるよう具体的な計画の検討を進めます。令和6年度 基本方針

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る